2016年の乗用車用エンジンオイル販売量、前年比1%増…GfKジャパン調べ

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GfKジャパンは、全国のカー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットにおける2016年(1~12月)の乗用車用エンジンオイル販売動向を発表した。

それによると、2016年における乗用車用エンジンオイルの販売量(リットル換算)は、前年比1%増。しかし、1リットル当たりの平均価格が前年から2%低下したことから、金額ベースでは前年比1%減となった。

量り売りと缶売りに分けてみると、販売量構成比でそれぞれ48%。量り売りが前年比で1ポイント構成比を拡大した一方で、缶売りは2ポイント縮小した。量り売りは価格訴求力の高いプライベートブランド(PB)製品が主流だが、平均価格は前年から4%低下。一方、缶売りの平均価格は前年から微増しており、エンジンオイルに対する消費者ニーズは二極化していることが伺えた。

粘度別では、0W-20、5W-30、10W-30で販売量の約6割を占めた。指定・推奨する車種が多い0W-20の販売量構成比は21%で前年並み。5W-30も前年並みの20%を占めた。一方で相対的に固い粘度となる10W-30は前年の22%から20%へ縮小し、販売量前年比では7%減となった。店頭のフェイス占有率が高い0W-20等への需要のシフトが伺えた。

消費者のエンジンオイルの購買行動調査によると、自動車メーカー純正オイルを使用するユーザーは49%に達したが、カー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットにおけるメーカー純正オイルの販売量は全体の3%に留まり、上昇傾向も見られなかった。これらチャネルでは、エンジンオイルメーカーのナショナルブランド品および小売業各社のPB製品が市場を二分している。

《纐纈敏也@DAYS》

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