ライダーの被災地ツーリングを支援...今村復興相

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復興支援にバイクツーリングを役立てたいと語る今村雅弘復興相(22日・港区)
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今村雅弘復興相は22日、ライダーが被災地を目指すツーリングなどを東日本震災復興支援に役立てる用意があることを語った。

今村氏は同日開催された全国二輪車用品連合会総会後の懇親会で「あの時はオートバイの関係者が医薬品を運んだり、連絡係として活躍した。また、震災後に観光客が減少した中で、二輪車のツーリングは、ほとんど減らなかった。ずいぶん福島にも行っていただいた」と評価。さらに「東北の観光にオートバイで行っていただくことに、お付き合いいただきたい」と、呼び掛けた。

震災からまもなく6年。復興の課題はインフラ再生から地域の産業や住民の生業の再生に重点が移りつつある。従来からある他の地方への地元産品のピーアールのほかに、今村氏は「観光を大きな力にしたい」と語る。オートバイは、その観光の力になるというわけだ。

さらに、今村氏は記者の問いかけにこう答えた。「共通のロゴマーク、キャッチフレーズなどを用意して、地元のイベントなどと連携してツーリングを支援できないかと考えている」。

復興庁は、リオデジャネイロ五輪の金メダリスト内村航平選手を、復興応援大使に選手した。内村氏が入ったポスターなどもオートバイショップに掲出してもらい、東北へのツーリングを呼び掛けることを考えていると、今村氏は語る。

「それだけじゃない。インバウンド(訪日外国人)でも、日本でオートバイツーリングを望む人はいるからね。そうした人にもレンタルバイクなどで東北に来てもらえばいいと思う。ETC割引などの商品企画もいっしょにできないか考えている。とにかく旅行業界、オートバイ業界、高速道路会社も含めて、みんなでね。今、まさに動き出している」

春からのツーリング・シーズン、目的地を東北に向けてみてはいかがだろうか。

《中島みなみ》

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