【VW ティグアン 新型】オンもオフも楽しめるオールラウンダー

自動車 ニューモデル 新型車
VWティグアン新型
VWティグアン新型 全 9 枚 拡大写真

VW『ティグアン』新型のエクステリアデザインは、“ニューエモーショナルデザイン”と呼ばれ、VW伝統の水平基調に則り、彫刻のような鋭いエッジを持ったサイドのキャラクターラインや、前後のLEDライトにより、スポーティでダイナミックになったという。

【画像全9枚】

「VWのデザイナーはアイコンとなる重要な新型車が誕生する際、常に“レスイズモア”を重視し、今回のティグアンにもそれは当てはまる」とは、フォルクスワーゲングループジャパン代表取締役ティルシェア氏の弁。このレスイズモア(less is more)とは、建築家、ミース・ファン・デル・ローエの言葉で、より少ないことはより豊かなことを意味し、VWでは無駄なデザインを排することこそが、より機能美を追求できると考えているのだ。

日本仕様は、「スタイリッシュでスポーティなエクステリアを持つ“オンロードバージョン”だ。ハードなSUVというよりも、オンもオフも楽しめるオールラウンダーをイメージ。忙しい平日は都市部で、リラックスしたい週末は郊外で楽しむという30歳から50歳の男性。既婚で小さい子供がいる、またはDINKSの家族構成をターゲットカスタマーにしている」とティルシェア社長は述べる。

標準仕様のインテリアはブラックで統一。「スポーティさと落ち着いたエレガントさを融合する一方、新色のサフラノオレンジが加わったオプションのレザーシートは、モダンさと高級感で華やかさを演出している」と関係者はいう。

また、使い勝手も向上した。前後180mmスライドできるリアシートにより、ラゲッジスペースは615リットルを確保。パワーテールゲートは足の動作で簡単にゲートをオープンできるようになった。

ディルシェア社長は、「ティグアンはコンフォートとスポーティさ、技術と革新、フリーダムとコネクティビティを見事に融合させている。都会の生活にマッチしながら郊外への遠出に付き合ってくれる“相棒”。旅に出かける、目的地を問わない自由を与えてくれる、まさにヒューマンタッチのぴったりなクルマだと思う」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る