アウディの日本法人、アウディジャパンは2月22日、『A8』に関するリコール(回収・無償修理)を、国土交通省に届け出た。
今回のリコールは、冷却装置(ソレノイドバルブ)の不具合が原因。変速機の冷却装置において、冷却水を制御するソレノイドバルブの内部シールの耐久性が不足しているため、冷却水がソレノイドバルブ内に浸入することがある。
そのため、冷却水がソレノイドバルブの配線内部を経由し、エンジンコントロールユニットのコネクタ部に溜まり、最悪の場合、端子間がショートし、エンストするおそれがある。
リコールの対象となるのは、現行A8の「A8 4.2クワトロ」と「A8L 4.2クワトロ」の2グレード。2010年12月7日から2012年7月5日までに輸入された合計729台がリコールに該当する。
アウディジャパンは、「配線と端子を点検し、ソレノイドバルブを対策品と交換する」と説明している。