東レ、米国の炭素繊維会社を統合…自動車用カーボンの需要に対応

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東レの炭素繊維材料(左:カーボンペーパー 右:トレカ)
東レの炭素繊維材料(左:カーボンペーパー 右:トレカ) 全 1 枚 拡大写真

東レは2月22日、米国においてカーボンファイバー(炭素繊維)の製造・販売を行う2社を統合すると発表した。

この2社は、東レカーボンファイバーアメリカ(CFA)と、カーボンファイバーの高次加工品であるプリプレグ(炭素繊維樹脂含浸シート)の製造・販売を行う東レコンポジットアメリカ(TCA)。両社を4月に統合し、炭素繊維・プリプレグ一貫の事業運営体制を構築する。

新会社はTCAを存続会社として、社名を東レコンポジットマテリアルズアメリカ(CMA)に変更。新会社の資本金は約400億円、売上規模は約700億円で、従業員数は約1000名となる。

東レはこの統合により、従来の航空・宇宙用途に加え、産業用途や自動車用途向け高強度タイプレギュラートウ炭素繊維の需要に対応し、年内にも増設計画を具体化する予定。

東レは、「経営統合を機に、営業・技術開発戦力を増強するとともに、より機動的な生産体制を構築することで、市場のニーズに対応したソリューション提供を推進し、一層の事業拡大を図っていく」と説明している。

《森脇稔》

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