東京急行電鉄(東急)は3月2日、東横線と目黒線のダイヤ改正を3月25日に実施すると発表した。既に発表されている有料座席指定列車『S-TRAIN』の運行開始のほか、所要時間の短縮や列車の増発を行う。
発表によると、東横線では祐天寺駅に通過線を新設。これに伴い朝のラッシュ輸送がピークを迎える前後の時間帯で通勤特急・急行の所要時間を短縮する。横浜駅を6時56分に発車する森林公園行き通勤特急の場合、渋谷着は現在の7時31分が7時28分に変更。今より3分短縮される。
目黒線では列車の増発などを実施。平日朝ラッシュのピーク後(目黒着9時00~30分)に上り急行を2本増発し、下りも平日9時台に急行1本と各停1本を増やす。平日夜間は22時台に上り急行と下り急行を各1本、23時台に上り急行と上り各停を各1本増やす。土曜・休日も7・18・0時の各時間帯で増発する。
このほか、平日の深夜0時台は目黒始発の下り2本を東京メトロ南北線・都営三田線方面からの直通列車に変更。土曜・休日の7時台も、奥沢発~日吉行きの1本を地下鉄からの直通列車に変更する。土曜・休日の日吉行き終発は、目黒発の時刻が現在より4分遅い0時19分に変更される。
東急は田園都市線・大井町線・世田谷線でも4月21日にダイヤ改正を実施する予定。詳細は後日案内するとしている。