東京ヤサカ観光、貸切バス運転手のアルコール検知逃れで処分...バス使用停止10日車

自動車 社会 社会
東京ヤサカ観光本社(29日・北区)
東京ヤサカ観光本社(29日・北区) 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は東京都北区に本社がある東京ヤサカ観光バス(粂田佳幸取締役会長)の運転手が運転前に実施されるアルコール・チェックを不正な手段で逃れていたをきっかけにした監査で、同社を旅客自動車運送事業運輸規則違反で処分した。

2013年2月17~19日の日程で実施された中学生の林間学校の運行で、運転手8人が飲酒。運行前に法令で義務付けられている翌日のアルコール検知で、飲酒をしていない運転手を身代わりに立てて免れたとされる。運転手らは発覚した昨年9月に処分をうけた。

関東運輸局の監査は、この件を受けて同年9月30日と10月13日に実施されたもの。同社を健康状態の把握義務違反、点呼の実施義務違反、運転者・運行管理者に対する指導監督義務違反などで、バス1台の使用を10日間使用停止にした。行政処分は2月28日に実施された。

軽井沢スキーバス転落事故の教訓を生かし、貸切バス事業者への車両使用停止は、昨年12月1日から強化されている。使用停止対象がより広範囲に及び、営業所単位で登録されているバスの8割が対象となった。ただ、同社の違反事実は、それ以前に確定しているため適用されなかった。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る