昔のXLRバハのように…ホンダ CRF250ラリー 開発責任者

モーターサイクル 新型車
ホンダCRF250ラリー
ホンダCRF250ラリー 全 8 枚 拡大写真

Hondaは軽二輪アドベンチャーモデル『CRF250ラリー』を発売したが、その開発責任者・杉山栄治氏(本田技術研究所 二輪R&Dセンター)は、同モデルを次のように説明している。

【画像全8枚】

「2015年の大阪、東京モーターサイクルショーへの参考出展にはじまり、ユーザーらの反響がコンセプト実現への大きな後押しになりました」

「もともと私はより多くの人にツーリングを楽しんでいただける、昔のXLR、XLR250BAJAのようなトレール車をベースにした走破性の高いツーリングモデルを提供したいという想いを持っていました」

「軽量な車体と長いサスペンション、粘り強いエンジン出力特性など悪路走破性の高さに加えて、夜間でも安心の大型ヘッドライトを装備することで、お客様のツーリングライフを支えていました。私もそのようなバイクライフを謳歌していたひとりです」

「ところがその後の環境変化で道路の舗装化が進み、林道は減少。自ずとツーリングに出掛ける機会が減っていきました。遠くなった林道へ、苦労なく移動することができるオフロードツーリングモデルがあればなぁという想いは、ずっと私の頭の片隅にありました」

「それから時間が経過し、私が先代のCRF250Lの開発を終えた2012年。Hondaはダカールラリーへの復帰を宣言し、翌13年、CRF450RALLYでチャレンジを開始しました。そこで荒野を疾走するシーンから、冒険をイメージさせるリーダー的モデルが誕生しました」

「ラリーレーサーですが、単に速さを求められるものではありません。さまざまなコンディションを長時間走行して、ライダーの負担を極力軽減させる“包容力”というものが必要になります。これが先ほどの想いと結びつき、最新レーサーのスタイリングを採り入れたCRF250Lをベースとするコンセプトモデルの提案に繋がりました」

「モーターサイクルショーでの評判はご存知の通り、たいへん好評で市販化を望む声が多く聞かれました。そこで、いよいよ開発ゴーサインが正式に出されました」

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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