【フィアット パンダ イージー 試乗】“チンク+α”のカジュアルな実用車…島崎七生人

試乗記 輸入車
フィアット パンダ イージー
フィアット パンダ イージー 全 9 枚 拡大写真

濃紺のボディ色とアルミホイールのデザインをみて「マイナーチェンジ版だ!」と見破ったアナタは、かなりの“現行『パンダ』通”だ。そういう人はシルバーのミラーカバーもオプション設定だとわかるのかも知れない。

【画像全9枚】

“シティブレーキコントロール”も最新版で標準装備化された。さらにインテリアはステアリングホイール(フラットボトム化)、メーター(盤面のデザインが新しい)ほか、シート表皮、全体が濃いグレーに統一されたインテリア色などが新しい。従来型のサンドベージュを挿し色にしたインテリアは明るく、なくなってしまったのはやや残念。が、“カドマルのシカク”が基調の楽しげなデザイン、pandaの文字をあしらったシボなどは変わらない。

走りは従来どおり。875ccの2気筒ツインエアは、自動シフトのデュアロジックとのコンビネーションで、健気に精一杯にクルマを走らせる。高速走行巡航中に想像以上の静粛性、快適性の高さも味わえる。乗り味は同じパワートレーン、ホイールベースの『500』と較べ車重差分(リヤ側+30kg)だけピッチングが小さくフラットライドが実感できる。パワーステアリングが軽くなる“CITYモード”も、今や最初期の頃のような論外の軽さではなく実用になる。燃費も無理なく20km/リットル台以上は出る。

日頃『500』を自分の足としているレポーターは、『パンダ』がカジュアルな実用車であることを肌で実感する次第。いうまでもなくボディ後半が四角く、+2枚のドアから実用最小限とはいえ用意された後席に乗降でき、荷物の積載量もより大きいからだ。それとウエストライン(サイドウインドの下端)が低いため視界もより広く走行中も安心だし、おそらく『500』より1~2cmは低いと思われる着座位置ながら、狭い場所での取り回しもすこぶるよい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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