1964年のF1王者、ジョン・サーティース氏が死去…ホンダでも活躍

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ホンダ時代のサーティース氏。
ホンダ時代のサーティース氏。 全 10 枚 拡大写真

1964年のF1チャンピオンで、ホンダの第1期F1参戦においてもドライバーを務め、優勝をもたらしたことがあるジョン・サーティース氏が亡くなった。享年83。

1934年2月11日に英国で生まれたサーティース氏は、2輪と4輪の両方で当時の最高峰カテゴリー世界王者となった唯一の人物としても知られる。

F1ではフェラーリに所属した64年にチャンピオンを獲得。その後、67~68年は第1期F1活動中だったホンダ(シャシーもエンジンもホンダ)に加入し、67年イタリアGPでは0.2秒差の接戦ゴールとなったレースを制し、ホンダにF1通算2勝目をもたらしている。翌68年のイタリアGPでは、ホンダにとって最初のポールポジション獲得という記録も残した。

高齢となっても壮健で、98年にツインリンクもてぎでホンダが創立50周年記念イベントを開催した際にも来日するなどしていた。また、21世紀になってからは、50歳以上年齢の離れた息子さんをレース中の事故で亡くすという悲しい出来事にも遭遇している。

F1通算6勝。“ビッグジョン”の愛称で敬意と親しみを集めた名手であった。64年当時の所属チームであるフェラーリは「偉大なドライバーのひとりを失った。彼の遺族に対し、心からの弔意を捧げる」との意の声明を出している。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  6. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  7. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  8. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  9. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  10. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
ランキングをもっと見る