京阪大津線の電車、京阪線の一般車両と同じデザインに…識別マークも導入

鉄道 企業動向
大津線で運用している電車の新しいデザインのイメージ。今年6月から2021年3月にかけて順次変更される。
大津線で運用している電車の新しいデザインのイメージ。今年6月から2021年3月にかけて順次変更される。 全 5 枚 拡大写真

京阪電気鉄道は3月13日、大津線で運用している車両のデザインを変更すると発表した。2017年度から順次、車体の塗装を変更する。

大津線は御陵(京都市山科区)~浜大津(大津市)間7.5kmの京津線と、琵琶湖に沿って大津市内を通る石山寺~浜大津~坂本間14.1kmで構成される京阪電鉄の鉄道路線。車両は現在、若草色と青緑色で塗装された600形電車20両と700形電車10両、パステルブルーなど3色を用いた800系電車32両が運用されている。

発表によると、京阪本線や交野線などで構成される京阪線の一般車両と同じデザインに変更し、車両のイメージを統一。「成長・発展・若々しさといった京阪電車の企業カラーを象徴する伝統色『緑色』に白色を織り交ぜることで、現代的感覚をプラス」するとしている。

また、京津線と石山坂本線の路線識別マークを設定。行先表示器と並べて表示することで列車の運行路線を分かりやすくし、利用者の利便性を高めるという。京津線の識別マークは山をイメージした三角形で、色は緑。石山坂本線は逆三角形で「(琵琶)湖のほとりを南北に走る路線を抽象化したデザイン」にしたという。

塗装の変更は4月から着手。6月には700形1編成の塗装変更車が営業運用に入り、同時に路線識別マークの使用も開始する。2021年3月には全ての車両の塗装変更が完了する予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る