ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは3月15日、コネクテッドカー向けサービスの開発や運用、販売を可能にする新しいソフトウェアプラットフォーム、ボッシュ「Automotive Cloud Suite」を発表した。
Automotive Cloud Suiteは、自動車メーカーとサービスプロバイダーにとって、各種モビリティサービスを開発し、短期間で市場に導入するためのソフトウェアプラットフォームと、総合的ツールキットになるべく開発されたもの。
機器とドライバー、企業、ドメインをつなぐ上で必要なすべての機能を単一のプラットフォームでカバー。さらに、デジタルログブックやソフトウェア更新用ソリューションなどの個別のソフトウェアモジュールも含まれる。モビリティサービスプロバイダーがこれを活用すれば、各種のコネクテッドカーサービスを開発し、ドライバーに提供することも可能になる。
ボッシュは、多方面にわたる専門知識をAutomotive Cloud Suiteに投入。その中には、自動車業界向けのシステムサプライヤーとして、また暗号化技術のリーディングプロバイダーとしてのスキルに加え、クラウドの運用やビッグデータの取扱いに関わる豊富な経験が含まれる。
ボッシュのディルク・ホーアイゼル取締役は、「幅広く個人のニーズに即したサービスソリューションを生み出せるAutomotive Cloud Suiteは、ドライバーにも利益をもたらすことになるだろう」と語っている。