【スズキ ワゴンR スティングレー 試乗】デザインがアリならベストな選択…諸星陽一

試乗記 国産車
スズキ ワゴンR スティングレー ハイブリッドT
スズキ ワゴンR スティングレー ハイブリッドT 全 8 枚 拡大写真

『ワゴンR』のスポーティ仕様として設定されている「スティングレー」は縦長のヘッドライトと厚みのある大型グリルが組み合わされたスタイリングを採用する。

【画像全8枚】

標準タイプのワゴンRには自然吸気エンジンしか用意されていないが、スティングレーにはターボエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたグレード「ハイブリッドT」が存在している。エンジンの出力は64馬力。マイルドハイブリッドはワゴンRシリーズと同じシステムでオルタネーターを発展させたISGと呼ばれるモーター機能付き充電器を使って駆動アシストするもの。ISGの出力は3.1馬力となっている。

ハイブリッドTのエンジンは2500~3000回転程度から過給効果がはっきりと現れてくる特性で、ググッと力強い加速感を味わうことができる。この加速感は軽ハイトワゴンとは思えないほどに力強いもの。軽自動車特有のエンジン回転は上がるけど、トルクが追いついてこない…なんてことがない。ターボの過給だけでなくモーターアシストが加わることが、ハイブリッドTの力強さに輪を掛けている。

タイヤはダンロップのエナセーブEC300+で、サイズは165/55R15。クルマの性格を考えると少しサイズが大きいような印象を受けるが、パフォーマンス的なマッチングはいい。タイヤの性格がエコタイヤなので、サイズが大きめでもいけるのだろう。乗り心地もしっかり確保されているし、ハンドリングのレスポンスも気持ちいい。

標準タイプのワゴンRよりもタイヤの扁平率が低いのだが、車内に入り込むノイズはスティングレーのほうが低くて快適だ。この最大の原因はスティングレーには多くの遮音材やサイレンサーが使われているから。とくにタイヤノイズは上手に遮断されいている。

パワーユニットのトルク感、静粛性、どちらをとっても標準タイプのワゴンRに比べてスティングレーが勝っている。約30万円ほどの価格差があるので当たり前といえば当たり前だが、乗り比べるとやはり差を感じてしまう。あとはスタリングが気に入るか? だ。予算的に納得がいき、スタイリングを受け入れられるならターボエンジンのハイブリッドTはオススメできるグレードとなる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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