【WTCC】ホンダ 道上龍、開幕戦仕様で精力的に走行…モンツァ合同テスト

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Honda Racing Team JAS 道上龍選手
Honda Racing Team JAS 道上龍選手 全 2 枚 拡大写真
世界ツーリングカー選手権(WTCC)は4月の開幕戦に向けて、3月14、15日イタリア・モンツァで合同テストを開催。最高峰クラスとなるTC1に参戦する11台がテストに参加し、2日間に渡り、精力的に走行を重ねた。

ホンダ シビックWTCC陣営は、Castrol Honda World Touring Car Teamのティアゴ・モンテイロ選手とノルベルト・ミケリス選手、そしてHonda Racing Team JASの道上龍選手が1月と2月の独自テストを経て、今回の合同テストに臨んだ。44歳の道上選手はドライバーとしては4年ぶりの本格復帰、世界選手権フル参戦は初となる。

テスト初日の14日、新たに投入した車体に不具合が見つかり、修復のために午前のセッションは走行できなかったが、午後から3台は積極的に周回を重ねた。15日は、新たに投入したエンジン、エアロパーツなどの感触を確認し、マシンのセッティングを詰めた。ベストラップは、モンテイロ選手が1分53秒509で4番手、ミケリス選手が1分53秒591で5番手、 道上選手が1分54秒522で7番手だった。

シビックWTCC開発プロジェクトリーダーの古川隆一氏はテストを終え、「今回の合同テストでは、初めて2017年仕様3台を投入して臨んだ。新しい車体のシェイクダウンということもあり、セッティングが煮付けきれていないかなという印象だった。道上選手も開幕戦仕様の車体に初めて乗って、慣れるまでは時間がかかったが、ニュータイヤでそこそこのいいタイムが出ていたので、全体としてはよかったかなと思う。開幕に向けてさらに速さを詰めていき、初戦のマラケシュで1-2-3を取ることを目指したい」とコメントした。

ベテラン道上選手は、「今まで自分が日本のレースでやってきたことが、 ツーリングカーの世界選手権で通用するかという不安はあるが、世界の舞台で戦うということを通じて、自分をさらに成長させたいと思う。前輪駆動で大出力エンジンを搭載した特別なマシンだけに難しい部分もあるが、全てを出し切って戦う覚悟だ。僕ががむしゃらにやっている姿をファンの皆さんに見て欲しい」と今シーズンへの意気込みを語った。

《纐纈敏也@DAYS》

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