Yahoo! JAPANとソフトバンクは3月24日、自動運転技術を活用したスマートモビリティサービスの事業化を目指すSBドライブに、両社合計で約6億8000万円を出資したと発表した。
Yahoo! JAPANはSBドライブの第三者割当増資約4億9000万円を引き受け資本参加、ソフトバンクは約1億9000万円を追加出資(累計約5億1000万円)。増資後の株式保有比率はソフトバンク51.1%、Yahoo! JAPAN 48.6%、先進モビリティ0.3%。
SBドライブは、ソフトバンクと、自動運転技術を研究・開発する先進モビリティの合弁会社として2016年4月に設立。ソフトバンクや先進モビリティ、Yahoo! JAPANなどの協力の下、自動運転技術を活用し、特定地点間を往来する路線バスなどの地域公共交通や、大型トラック隊列走行による幹線輸送などの社会実証・実用化に向けて取り組んでいる。現在、北九州市や鳥取県八頭町など4市町村とスマートモビリティに関する連携協定を締結しており、2018年度後半に公道での完全自動運転による実証実験を計画している。
今回、Yahoo! JAPANはSBドライブへ出資することで、自動運転分野に本格参入。「Yahoo!地図」などの地域や移動に関連するサービスとの連携や、自動運転車や利用者から得られるビッグデータをYahoo! JAPANサービスで活用することで、地域や移動に関するユーザーの課題を解決する「UPDATE MOBILITY」の実現を目指していく。