BASFとHP、世界規模の化学研究用スーパーコンピューターを共同開発

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BASFとヒューレット・パッカード(HPE)は3月17日、BASFのルートヴィッヒスハーフェン本社における世界最大級の工業化学研究用スーパーコンピューターを共同開発すると発表した。

新スーパーコンピューターは、最新世代のHPE Apollo 6000システムをベースとした数百のコンピュータノードで構成。インテルXeonプロセッサーや、高帯域、低レイテンシのインテルOmni-Path Fabric、HPEのマネジメントソフトウェアにより、実効計算能力1ペタフロップス(1ペタフロップス=毎秒1000兆回の浮動小数点演算が可能)を超える単一システムとして機能し、複雑なタスクについて多数のノードを同時に動かすことができる。

新システムを活用することで、すべての研究分野において、結果を得るまで数か月必要だった複雑な計算を数日間で終了させることができるようになる。BASFはデジタル化戦略の一環として、新スーパーコンピューターで仮想実験を行う能力を大幅に拡張する予定。これにより、触媒表面処理のシミュレーションの精度を高めたり、事前に定めた特性を持つ新しいポリマーの設計を加速させるなどでき、市場投入までの時間やコストの削減につなげていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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