名古屋地区のタクシー運賃改定を認可、初乗1.05kmまで450円 4月21日から

自動車 ビジネス 国内マーケット
運賃を改定する名古屋地区タクシー
運賃を改定する名古屋地区タクシー 全 2 枚 拡大写真

国土交通省中部運輸局は、4月21日から名古屋地区で、初乗運賃を1.05kmまで450円タクシーとするなどの運賃改定を認可したと発表した。

昨年5月6日から8月5日まで、名古屋地区のタクシー事業者82社(合計車両保有数5257両)がタクシーの公定幅運賃の改定を申請していた。

今回の運賃改定要請が運転者の労働条件改善が主要な理由。中部運輸局では、タクシーサービスの質を維持するためには、運転者の労働条件について一定水準を確保することが必要で、運送収入に対する運転者人件費の割合を維持した上で、健全な経営が成立する水準の運賃を設定するという考え方に基づき査定した。

これまでの名古屋地区のタクシー運賃は中型車の初乗運賃が1.264kmまで500円で、加算運賃が246mごとに80円、小型車の初乗運賃が1.264kmまでが480円、加算運賃が276mごとに80円。

今回、中型車と小型車の運賃を統合、初乗運賃の上限について1.05kmに短縮して450円に下げ、加算運賃については235mに短縮しながら80円に据え置いた。

運賃改定後のタクシー料金(上限)の目安は、名古屋駅から国際センターまで現行の480円・500円が450円となる。名古屋駅から栄までは現行の960円・980円が1090円、名古屋駅から中部国際空港が現行の1万3380円・1万4910円が1万5590円となる。

中部運輸局では、今回の運賃改定で運転車の労働条件が改善されるように、名古屋タクシー協会に対して「適切に運転者の労働条件の改善措置を講ずること」と「運転者の労働条件の改善状況及び講じた措置などを自主的に公表すること」について指導するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る