ロシア新車販売4.1%減…トヨタと日産は2割減 2月

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欧州ビジネス評議会(AEB)は、2月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、10万6658台。前年同月比は4.1%減と、3か月連続で前年実績を下回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。2月は2万0003台を売り上げ、前年同月比は5%増と、8か月連続で前年実績を上回った。販売の主力は『Granta』で、5260台。前年同月比は17%減と、19か月連続で減少する。新型車の『ベスタ』は5101台。前年同月のおよそ1.7倍と、販売増に貢献する。

2位は、引き続き韓国のヒュンダイ傘下のキア。2月は1万2390台を販売し、前年同月比は8%増と、2か月連続で増加した。コンパクトカーの『リオ』が7033台で、2か月連続でロシア最量販車に。前年同月比は0.2%増と微増ながら、2か月連続で増加した。

3位のルノーは、1月の4位から浮上。2月実績は、前年同月比9%増の9626台と、6か月連続で増加した。『ダスター』が、前年同月比22.8%減の3240台と、7か月連続で減少。『キャプチャー』は1838台を売り上げた

4位は韓国のヒュンダイで、1月の3位から後退。その販売台数は9391台。前年同月比は11%減と、2か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が3081台。前年同月比は62%減と、12か月連続で減少した。新型SUVの『クレタ』は、4055台を販売。

5位はフォルクスワーゲンで、変わらず。2月は6361台で、前年同月比は18%増と、2か月連続で前年実績を上回る。主力の『ポロ』が3577台。前年同月比は10.9%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。『ティグアン』は前年同月のおよそ2.2倍の1741台と好調。

6位はトヨタで、1月の7位から上昇。2月は6346台を販売。前年同月比は20%減と、3か月連続で前年実績を下回った。『RAV4』が2244台を販売。前年同月比は26.6%減と、3か月連続で減少した。

日産は7位で、1月の6位から後退。2月は5300台にとどまり、前年同月比は28%減と、26か月連続の前年実績割れ。『エクストレイル』が1781台。前年同月比は8.2%増と好調が持続する。

2016年のロシア新車販売は、142万5791台。前年比は11%減と、4年連続で前年実績を割り込んでいる。

《森脇稔》

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