東京空港交通と佐川急便は、都心と成田空港を結ぶリムジンバス乗車券と、成田空港への手荷物当日配送サービスをセットにしたコラボ商品「プレミアムハンズフリーパッケージ」を3月30日より発売した。
訪日外国人をはじめ多くの旅行客に手ぶら観光を楽しんでもらうことを目的に新サービスを提供する。
プレミアムハンズフリーパッケージでは、佐川急便宅配カウンターにスーツケース等の手荷物を預け、利用客は好きな場所を手ぶらで観光。その後、最寄のバス停からリムジンバスで成田空港へ向かい、手荷物を受け取ることができる。
料金も3600円と、バス運賃と手荷物当日配送料金を別々に支払うよりもお得な価格設定。30日の記者会見で、東京空港交通の増井健人代表取締役社長は「思い切った価格」と自負のコメント。リムジンバスの通常の乗車券が2800~3100円、従来の佐川急便の手荷物当日配送サービスが2214円(3辺長さ合計140cmまで、重さ20kgまで)だ。
手荷物を預けられる場所は東京駅日本橋口、浅草雷門、東京スカイツリーの佐川急便宅配カウンター3か所で、今後順次拡大する予定だ。リムジンバスの出発場所は東京駅、東京シティエアターミナル、新宿、池袋、渋谷、赤坂、六本木、品川、お台場など。手荷物受取は、成田空港 第1ターミナル・第2ターミナル出発階のQLライナー宅配カウンターとなる。
両社は新商品の販売に合わせ、リムジンバスの空き荷物スペースを活用した貨客混載輸送を開始。佐川急便のバスによる貨客混載は初めてだ(他社および佐川の鉄道貨客混載は前例がある)。リムジンバスの荷物スペースを利用することで、利便性の高いサービス提供とともに、輸送の効率化による環境負荷の低減と省力化を図る。