【MWC 2017】モビリティ社会の未来を垣間見、カタロニア・サーキットでC-V2Xデモ

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ファーウェイ×ボーダフォン×アウディ C-V2Xデモ
ファーウェイ×ボーダフォン×アウディ C-V2Xデモ 全 4 枚 拡大写真

ファーウェイとボーダフォンはアウディ協力のもと、セルラーV2X(C-V2X、自動車とモノの通信)のデモを、スペインのカタロニア・サーキットで実施した。セルラーV2Xとは、車車間通信(V2V)、路車間通信(V2I)、車両と歩行者(V2P)を、セルラー通信で接続し、より安心で安全な運転を可能にするというものだ。セルラーV2Xを活用することで、具体的に次のようなことが実現可能になる。

【画像全4枚】

1. 運転視界の拡張

車両と車両(V2V)がセルラー通信によってつながる具体例。具体的には先行車両に搭載されたカメラで前方の映像を撮影し、それを後方車両のモニターで確認することが可能になるというもの。これにより、大型トラックなどで前方が見渡せない場合の情況をモニター越しで把握することが可能になったり、ドライバーの目線が届かないカーブの先の状況をいち早く把握することが可能になる。

2. 信号に関する警告

車両と交通インフラ(V2I)がセルラー通信によってつながる具体例。具体的には信号が青から赤に変わるという情報が交通インフラから車両に送信され、ドライバーがそれを車内モニターで確認することにより、より良い減速タイミングを予測することが可能になる。

3. 歩行者に関する警告

車両と歩行者(V2P)がセルラー通信によってつながる具体例。具体的には前方の道路を歩行者が横切ろうとする場合に、その歩行者が持つモバイル端末の位置情報・進行情報を車両側に表示することで、ドライバーが目視するよりも先に注意を促すことが可能になる。

4. 緊急ブレーキ

車両と車両(V2V)がセルラー通信によってつながる具体例。前方を走行する車両の加速・減速・旋回情報を取得し、ドライバーに対して注意を促すことが可能になる。

以上が今回のデモで実際に披露されたものであり、セルラー通信を活用したより安心でより安全な運転が一般のものになろうとしていることを感じることができた。しかし一方でまだ解決すべき課題はあり、例えば路車間通信(V2I)を行う場合、コネクテッドカーと通信が行える最新型の交通インフラを整備する必要があり、その莫大なコストはどのように賄うのかといった問題がある。その他にも車両と歩行者(V2P)がセルラー通信によってつながる場合も、「どの情報を取得し、どの情報を取得しないか」といった情報の取捨選択の判断も非常に難しいものがある。

しかし通信・モバイル業界の進化のスピードは非常に早い。通信・モバイル企業と自動車メーカーのこういった取り組みが、どのように現在ある課題をクリアし、より安心で安全なモビリティ社会をつくっていくのか、注目したい。

《石原正義》

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