【WEC】トヨタ、プロローグテスト最速時計をマーク…ポルシェとの覇権争いがスタート

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WECのプロローグテストがモンツァで開催された。
WECのプロローグテストがモンツァで開催された。 全 8 枚 拡大写真

世界耐久選手権(WEC)のプロローグテストが4月1~2日にイタリアのモンツァ・サーキットで実施され、最高峰LMP1-Hクラスにおけるポルシェ対トヨタの覇権争いが本格的にスタートした。2日間の総合ベストタイムはトヨタがマークしている。

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アウディの昨季限りでの撤退により、ルマン24時間レース総合優勝とWECシリーズタイトル(LMP部門)を巡るワークスバトルは今年、ポルシェ対トヨタの一騎打ちになった。ポルシェは「919ハイブリッド」の17年型を通年2台体制で、トヨタは「TS050ハイブリッド」の同じく17年型を通常は2台、第2戦スパ~第3戦ルマンに関しては3台投入して戦う。

プロローグテストにはポルシェ、トヨタとも2台のマシンで参加。トヨタは3台体制時に最大9名となるドライバーのうち、1日にメキシコで開催されたフォーミュラEに参戦する3名が走行セッション不参加となり、残り6名がレース時とは異なるトリオ編成で2台のマシンに乗り組んでいる。

テストは2日間、計5セッションを実施(ナイトセッションも含まれる)。長い直線を有するモンツァは仮想ルマンともいえるコースだが、セッショントップはポルシェが3回、トヨタが2回、それぞれ記録した。

ポルシェの3回のトップタイムはいずれも#1 N.ジャニ&A.ロッテラー&N.タンディによるもので、トヨタの2回は#7 小林可夢偉&M. コンウェイ&国本雄資と#8 中嶋一貴&A.デビッドソン&N. ラピエールが1回ずつ。2日間総合の一番時計は、#8 トヨタのラピエールが最終セッションでマークした1分30秒547だった。

トヨタが先手を打った格好に思えるタイム状況だが、ほとんどのセッションで4台のタイムはそれほど大きくない差のなかに入っている。もちろんテストなので、必ずしもベストタイム争いをしているわけではないと思われる点も含め、今季の熱い戦いを予感させるところだ。

TOYOTA GAZOO Racingの佐藤俊男代表は2日目を終え、以下のようにコメントしている。

「低ダウンフォース仕様を評価するのに適した超高速サーキットでシーズンイン恒例の合同テストを行なえたのは素晴らしいことでした。合計14時間となる走行時間を活用して多くのデータを得ることができ、ルマン24時間レースに向けて充実した準備になりました。低ダウンフォース仕様に関してはここモンツァで良い感触を得ることができましたが、引き続き、開幕戦シルバーストンで投入する予定の高ダウンフォース仕様の開発に全力を尽くしたいと思います」

悲願のルマン初制覇と3年ぶりのシリーズタイトル奪還に燃えるトヨタ、まずは順調な滑り出しと見てよさそうだ。ただ、ルマン&王座のダブル3連覇に挑むポルシェも、前アウディで日本のレースシーンでもお馴染みの強豪ロッテラーを招聘して体制をさらに強化するなど、トヨタの前に立ちはだかる構え。やはり激戦必至の状況と見るべきだろう。面白くなりそうだ。

今季のWECは全9戦。注目度高まる開幕戦はプロローグテストから中1週を挟み、英国シルバーストンにて4月16日決勝の日程で開催される。

《遠藤俊幸》

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