2016年度の新車総販売は2.8%増の507万台…3月は5か月連続プラス

自動車 ビジネス 国内マーケット
スズキ・ワゴンR
スズキ・ワゴンR 全 2 枚 拡大写真

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が4月3日に発表した2016年度の新車販売統計(速報)によると、総販売台数は前年度比2.8%増の507万7904台だった。増加は3年ぶりであり、500万台乗せは2年ぶりとなった。

【画像全2枚】

16年度の新車需要は、各社の新モデル投入が活発だった登録車が回復をけん引し、消費税や軽自動車税の増税で長期の低迷が続く軽自動車の落ち込みをカバーした。登録車は7.5%増の335万7933台で、2年連続のプラス。一方で軽自動車は5.1%減の171万9971台と、3年続きでのマイナスとなった。

16年度の軽自動車販売は、12年度以降の5年間で最も少ない台数となった。増税前の駆け込み需要が活発で、いずれも200万台を突破した13年度と14年度の需要先食いの反動が長期化している。総市場に占める軽自動車の比率は14年度に41.0%と近年のピークに達していたが、16年度は33.9%と3台に1台にまで低下した。

3月の新車総販売台数は前年同月比8.7%増の69万1375台となり、16年11月から5か月連続のプラスと回復基調を続けた。このうち登録車は13.8%増の46万0654台と16年8月から8か月連続で増加した。2ケタ増は2か月連続。昨年夏以降の各社の新モデルに加え、トヨタ自動車の『C-HR』やマツダの『CX-5』など最近投入のモデルも高水準の販売となっている。

これに対し、軽自動車は0.2%減の23万0721台と、3か月連続でマイナスになった。メーカー別では、2月に『ワゴンR』を全面改良したスズキが9.4%増と好調を続け、月次ではマイナスだったダイハツ工業をおさえ、シェアトップに立った。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコいいじゃん」内外装を大幅アップデート! ホンダ『パイロット』改良新型に高評価の声続々
  2. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  3. ソニー・ホンダが発表予定の新コンセプトカーに「期待十分」の声、進化の早さに「想像以上」とも
  4. 日野自動車・人事異動 2025年12月1日付
  5. 「エスティマ難民」のあなたに? トヨタ『シエナ』2026年モデル発表…11月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る