新型『レブル』のカスタムへの可能性は無限大だ。そう感じたのは3月下旬、カリフォルニア・ロサンゼルスにておこなわれたメディア向け試乗会でのこと。『レブル500』と『レブル300』のストックモデルが紹介されただけでなく、カスタムモデルも同時に披露された。
レブルはデザインコンセプトを「SIMPLE」そして「RAW(未加工の素材)」としていて、主に「ジェネレーションY」と呼ばれる若い世代に向けて開発されている。
発表された場もヒップなニューカルチャーが集まるロサンゼルスのベニスビーチとあって、一段とセンス良く見える。自由な発想のもと仕上げられたカスタムモデルたちは、現代感覚に敏感なヒップスターが日常の足として使っていそうだ。
そのうちの1台は、大きく手を加えていないライトカスタムで、テールまわりをシンプルにし、シートを交換している。マフラーもバッサリと短く切り落とすといったイメージで、見る者はストリートカスタムという印象を抱くだろう。
そしてセパレートハンドルにし、ド派手なグラフィックを纏ったカスタムもあったから驚く。ラジエターからエンジンクランクケースの前方までを包み込む外装が与えられ、ヘッドライトも四角くコンパクトなものに変更。従来にはないジャンルレスのカスタムで、オーリンズのリアショックやカーボンサイレンサーを備えるなど、スポーティなムードも漂っている。
こういったカスタムを目の当たりにすると、レブルなら乗り手の好みに合わせてどんなカタチにも化けるということがよくわかった。
協力:ホンダ(試乗会)