メルセデス Sカブリオレ、熱可塑性コンポジットシート純正採用…独ランクセス

自動車 ビジネス 企業動向
新型メルセデスSクラスカブリオレに純正採用されたランクセスの熱可塑性コンポジットシートの構造部分
新型メルセデスSクラスカブリオレに純正採用されたランクセスの熱可塑性コンポジットシートの構造部分 全 1 枚 拡大写真

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセスは3月30日、熱可塑性コンポジットシートが新型メルセデスベンツ『Sクラスカブリオレ』に純正採用された、と発表した。

ランクセスは、世界25カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカー。2016年の総売上は77億ユーロ。全世界の従業員数は約1万6700人で、世界54の拠点を展開する。主な事業は、特殊化学品やプラスチックの開発、製造およびマーケティング。

同社が開発したのが、連続繊維で強化された半仕上げの熱可塑性コンポジットシート。これにより、大型構造部品が薄肉デザインとなり、軽量化を実現するだけでなく、複数の機能も統合することを可能にした。

純正採用された新型メルセデスベンツ『Sクラスカブリオレ』では、わずか1ミリの厚さの新しいモジュールラックを使用。多くのコントローラを、このコンポーネントに内蔵することを可能にしている。

ランクセスのユリアン・ハスペル氏は、「これまで使用されていたアルミニウムと比較すると、コンポーネントは約50%軽量化。この低重量と統合された機能によって、組み立てが容易となり、一層のコスト効果につながった」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る