ホンダの米国法人、アメリカンホンダは4月3日、3月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は13万7227台。前年同月比は0.7%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
3月の全販売台数13万7227台の内訳は、乗用車が前年同月比8.7%減の6万7342台と、4か月連続で減少。一方、SUVなどのライトトラックは、8.4%増の6万9885台と好調が持続する。
ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が2万6824台を販売。前年同月比は12.1%減と、4か月連続で減少した。『フィット』は5060台を販売。前年同月比は6.1%増と、2か月連続のプラス。『シビック』は3月、3万1520台にとどまり、前年同月比は4.1%減と、4か月連続の前年割れ。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、3万2872台。新型の投入効果で、前年同月比は23%増と、4か月連続で前年実績を上回る。中型SUVの『パイロット』は、6.1%減の9945台と、8か月連続で減少。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比31.2%減の7727台と、8か月連続で減少した。2015年春に投入された『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、前年同月比19.6%増の7653台と、9か月連続で増加。新型を投入した『リッジライン』は、3778台と良好な立ち上がりが続く。
アキュラブランドでは、スポーツセダンの『TLX』が2815台。前年同月比は25.3%減と、3か月連続のマイナス。『ILX』は、前年同月比47%減の824台と、11か月連続で減少する。『RLX』は15.4%減の110台にとどまる。
アキュラブランドのSUVでは、『MDX』が前年同月比1.3%増の4141台と、4か月ぶりに増加。『RDX』は3769台を売り上げたものの、前年同月比は29%減と、7か月ぶりに減少した。
ホンダの2016年米国新車販売は、過去最高の163万7942台。前年比は3.2%増だった。2017年第1四半期(1~3月)は、前年同期比2.1%増の36万5293台を販売している。