【新聞ウォッチ】5か月ぶり1ドル=108円台、緊迫化する北朝鮮・シリア「地政学リスク」で株安・円高に拍車
自動車 ビジネス
企業動向

2017年4月13日付
●東芝半導体4候補に、米WD、鴻海など海外勢、1次入札で(読売・2面)
●リコー北米1300人リストラ、脱「複写機依存」へ転換(読売・9面)
●北・シリア円高に拍車、株4か月ぶり安値(読売・9面)
●「分子の車」速さ競う、日米欧6チーム28日に対戦(読売・33面)
●米、二国間貿易交渉を要求、経済対話、自動車・農業念頭、日本は応じない立場(朝日・1面)
●リハビリロボ、トヨタ参入(朝日・6面)
●ガソリン価格、2週連続横ばい(毎日・6面)
●スバルが7人乗りSUV、NY国際自動車ショー開幕(産経・10面)
●自転車レーン用に車道拡幅、国交省、安全確保、政令改正を検討(産経・10面)
●ランクル1万台リコール(産経・23面)
●女性管理職10%達成、日産(日経・15面)
●三菱自SUV生産移管、岡山で検討「軽」縮小、安定稼働へ(日経・16面)
●ニュースなことば、自動運転、タクシーの快適さ身近に(日経・16面)
●自動車株に透ける不安、業績相場移行に円高の壁(日経・18面)
ひとくちコメント
先週も自動車株などが年初来安値を更新したことを取り上げたが、4月12日の東京株式市場でも日本株の主役でもあるトヨタ自動車やホンダ、マツダなどの輸出関連株の下落が目立ち、日経平均株価も円高を嫌気して続落し、終値は今年の最安値を更新した。
一方、東京外国為替市場では、北朝鮮やシリアを巡る国際情勢の緊迫など「地政学リスク」の高まりを背景に、比較的安全な資産とされる円が買われ、円相場は一時1ドル=109円台前半を付けたほか、ニューヨーク市場でも108円台での取引となっている。トランプ米大統領が誕生した昨年11月中旬以来、5カ月ぶりの円高水準となった。
きょうの読売が経済面で「北・シリア円高に拍車、株4か月ぶり安値」との見出しで日経平均株価の終値が前日比195円26銭安の1万8552円61銭となり、約4か月ぶりの安値水準に下落したと伝えている。
さらに、日経は「マーケット総合面」で自動車株に焦点を当てて「トランプ相場前の株価水準に戻る銘柄が増えている」ことを指摘。なかでも、昨年11月8日と、昨年末、それに12日時点との騰落率を比較して、マツダが年末で17.05%上昇したものの、12日時点では逆に8.60%の大幅下落。トヨタも16.69%の上昇が、1.63%に下落。日産も13.52%の上昇が2.56%の下落となったことを取り上げた。
記事では「今の相場は企業業績の改善期待を地政学リスクが覆い隠している」と報じており、企業も投資家も有事のリスクを警戒する国際情勢をにらみつつもしばらく我慢比べのシナリオを描くことになりそうだ。
《福田俊之》
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