大同特殊鋼は4月13日、星崎工場(名古屋市南区)が自動車業界専用の品質マネジメントシステム国際規格「ISO/TS16949:2009」(TS)認証を取得したと発表した。
TSは、ISO9001:2008をベースに、QS9000(米国)、VDA6.1(独)、EAQF(仏)、AVSQ(伊)の欧米自動車関連規格を統合した自動車業界共通の要求事項を付加した国際規格で、特に欧米の自動車関連メーカーとの取引におけるスタンダード規格。なかでも顧客満足、顧客固有要求事項に重点を置いた規格となっており、供給メーカーはそれらを満たすための品質マネジメントシステムを有することが求められる。
大同特殊鋼は、自動車部品用鋼材における顧客満足度の向上を目指し、TSに要求されているプロセスアプローチなどを適用した品質マネジメントシステムを構築。今回、自動車部品用のステンレス鋼などの生産工場である星崎工場が、線材、棒鋼を対象にTS認証を取得した。