日野自動車は小型トラック『デュトロ』を改良し、5月8日に発売する。
今回の改良では、衝突被害軽減ブレーキ「PCS」および「車線逸脱警報」を全車(LPG車、消防車用車型を除く)に標準装備。すでに標準装備としている車両安定制御システム「VSC」や「電動パーキングブレーキ」とあわせて、安全装備を充実させた。
また、車両総重量が7.5トンを超える車型についてはエンジンおよび排出ガス後処理装置の改良により平成28年排出ガス規制に適合。あわせて、3月から新設された「準中型自動車免許」に対応して、車両総重量の上限を7.5トン未満とした車型を新たに設定した。
今回、全車標準装備としたPCSは、フロントバンパー中央に装着したミリ波レーダーに加え、フロントウインドウの上部中央に画像センサーを装備し、歩行者の検知も可能。先行車や歩行者を含む停止障害物に対して衝突回避または衝突被害軽減を支援する。また画像センサーは車線逸脱警報の車線認識センサーとしても機能する。
価格は日野デュトロ ハイブリッド、ワイドキャブ、ロングボデー、全低床、5速AMT、2トン積が561万6540円など。