日野自動車は4月27日、2017年3月期(2016年4月~2017年3月)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は1兆6837億円(前年比-3.5%)、営業利益は711億円(-27.6%)、経常利益は720億円(-24.9%)、純利益は494億円(-24.1%)。各利益項目は3年連続の減益となった。
国内売上台数は、トラック・バス総合計で前年同期比9.4%増の6万7100台。普通トラック市場のシェアは過去最高の37.7%で44年連続登録台数トップを記録、小型トラック市場でも過去最高のシェア25.0%を達成した。しかし、海外売上台数は、中近東地域における販売台数の減少などにより、同2.0%減の10万4800台。日野ブランド事業のトラック・バスの総売上台数は同2.1%増の17万1800台となり、過去最高となった。また、トヨタ向け車両台数は、主にSUVの台数が減少した結果、総売上台数は同6.8%減の14万4300台だった。
損益面では為替円高の影響などにより営業利益27.6%減、純利益24.1%減など、大幅減益となった。
今期の連結業績見通しは、売上高1兆7200億円(+2.2%)、営業利益は750億円(+5.4%)、経常利益は770億円(+6.9%)、純利益は500億円(+1.2%)とした。