【ハーレー ストリートロッド】ハーレー初の前後17インチ、ハンドリングよりシャープに

モーターサイクル 新型車
ハーレーダビッドソン ストリートロッド
ハーレーダビッドソン ストリートロッド 全 16 枚 拡大写真

これがあのハーレーダビッドソン…!? 高いハンドルで、両足を伸ばすようにして乗るライディングポジションはどこへやら。登場したばかりの最新モデル『ストリートロッド』は、上半身を前傾気味にして乗るスポーツバイクなのだ。

エンジンは伝統のVツインを踏襲しているが、水冷式に。排気量は750ccと、ハーレーにしては小さい。

見るからにアグレシッブな車体をじっくり見ていくと、まず前後ホイールが17インチとこれまたスポーティ。このサイズはMotoGPといった二輪最高峰のレーシングバイクにも採用される、ハンドリングがもっともシャープなサイズ。前後17インチのハーレーダビッドソンは、これが初だ。

もっと言えば、フロントフォークが倒立式に、リアサスペンションもピギーバックリザーバーショックという別体式タンク付きの高性能ユニットが奢られている。

フロントブレーキは大径300mmのディスクローターをデュアル装備し、2ピストンキャリパーをセット。軽量で剛性の高いキャストアルミホイールに専用開発のラジアルタイヤを履くなど、足まわりも強化を怠っていない。

そして「High Output Revolution X(ハイアウトプット レボリューションX)」と名付けられた改良型エンジンは、従来の同社750モデルより、パワーを18%、最大トルクを8%アップ。フレッシュエアを効率よく取り込む新型のエアクリーナーボックスやミクニ製シングルポートフューエルインジェクション、ボア径を拡大した(38→42mm)スロットルボディを導入し、吸気ポートやカムプロフィールも見直したことで実現した。

見るからに新しく、そして若者らエントリーユーザーも好みそうなスタイリッシュなハーレーダビッドソンの新作。アーバンスポーツという位置づけだが、実車を目の当たりにすると、アイアンホースと呼ばれるハーレーダビッドソンだけあって、やっぱり迫力があり強烈な存在感を放っている。


協力:ハーレーダビッドソン ジャパン(試乗会)

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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