川崎重工、モーターサイクル&エンジン事業は新興国二輪車低迷で減収減益 2017年3月期決算

モーターサイクル 企業動向

川崎重工業が発表した2017年3月期連結業績は、経常利益が前年同期比60.6%減の366億円と大幅減益となった。

売上高は、プラント・環境事業や精密機械事業が増収となったものの、円高による為替換算の影響や建設機械事業を売却したことから、同1.4%減の1兆5188億円と減収だった。

収益では、船舶海洋事業の悪化や航空宇宙事業の減益で、営業利益は同52.1%減の459億円と半減した。当期純利益は同43.0%減の262億円だった。

モーターサイクル&エンジン事業は先進国向け二輪車や四輪車が増加したものの、円高の影響や汎用エンジン、新興国向け二輪車が減少し売上高は同6.1%減の3130億円と減収だった。先進国二輪車の販売台数は同13.3%増の15万3000台となったものの、新興国二輪車が同2.1%減の32万1000台だった。収益も減収の影響で同25.5%減の117億円だった。

同社全体の今期通期業績見通しは、売上高が同2.3%増の1兆5550億円、営業利益が同26.1%減の580億円と増収増益を予想する。経常利益が同40.4%増の515億円、当期純利益が同37.3%増の360億円となる見込み。

《レスポンス編集部》

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