たま駅長がGoogleトップページに、世界と新1年生が祝う...和歌山電鉄

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和歌山電鉄のマスコット駅長「ニタマ駅長」と、たま駅長生誕17周年を記念したグーグルトップページ
和歌山電鉄のマスコット駅長「ニタマ駅長」と、たま駅長生誕17周年を記念したグーグルトップページ 全 4 枚 拡大写真

和歌山電鉄(鉄=旧字)の集客に抜群の功績を残し名誉永久駅長になったネコ駅長の「たま」が、ついに世界に躍り出た。Google Japanのトップページの特別記念ロゴ Google Doodle(グーグル ドゥードゥル)になったのだ。

特別記念ロゴは4月29日の1日限り。いつものGoogleのロゴマークが、記念日にちなんだデザインに変わる。たま駅長の記念ロゴは、軌道に囲まれたたま駅長のしっぽが丸く、Googleの“o”を作るデザイン。多くは、世界的に知られる著名人や記念日そのものだが、和歌山県内のローカル線、そのネコ駅長が見事にデザイン化された。

しかも、それが世界12か国、キューバ、エストニア、アイスランド、リトアニア、ポルトガル、ロシア、セルビア、シンガポール、台湾、ウクライナ、ベラルーシにまで配信されるという。

和歌山電鉄の営業線は貴志川線一本だけ。廃線の憂き目にあったローカル線を自治体が買い取り、地元の熱意に決断した岡山電気軌道が運営主体となって、和歌山電鉄を設立した。その貴志駅で駅長となり、全国区の認知度と乗客数アップに貢献したのが、たま駅長だった。このたま駅長の人柄ならぬネコ柄をしのび、「ユーザーが検索する際、少しでも楽しい気分になってもらいたいという想い」(広報担当)で、1年越しで働きかけて実現したものだという。

グーグル掲載当日の29日は、たま駅長の亡き後、現職となった「ニタマ駅長」が登場し、たま名誉永久駅長お誕生日イベントも、貴志駅構内で開催された。ニタマ駅長は生誕イベントにちなみ、バースデーケーキをたま神社に奉納。安全祈願をすると共に、こう発表した。

「小学1年生になったことをきっかけに、公共交通を身近に感じていただければと、土・日・祝日にご利用いただける無料パスポートを、和歌山市ならびに紀の川市に所在する小学校に就学する新1年生全員に配布するにゃ」

こうあいさつしたのは、たま駅長ならぬ、和歌山電鉄の“ホンモノ”の小嶋光信社長。小学1年生3人が代表として、無料パスを受け取った。和歌山市と紀の川市の新1年生は、77校全生徒3498人だ。このすべての新1年生にに学校を通じて無料パスが配布される。

《中島みなみ》

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