スウェーデンに本社を置く世界最大手の自動車安全システムサプライヤーで、自動運転技術も手がけるオートリブは4月28日、2017年第1四半期(1~3月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は26億0810万ドル(約2955億円)。前年同期の24億3000万ドルに対して、7.3%増加した。
また、第1四半期の営業利益は、2億1760万ドル(約246億円)。前年同期の2億0520万ドルに対して、6%の増益を達成している。
第1四半期の業績では、エアバッグは日本市場向けのトヨタ車や三菱車用、インド市場向けのスズキ車やヒュンダイ車用が堅調な伸び。シートベルトやステアリングホイールは、欧州メーカー向けがとくに好調だった。
オートリブのJan Carlson社長兼CEOは、「ボルボカーズとの間で、自動運転技術の合弁会社、Zenuityを立ち上げた。すでに複数の自動車メーカーが、関心を示している」と述べている。