【旭化成 GLM アクシー】産学連携で生まれたEVスポーツのプラットフォームを活かす

エコカー EV
アクシーの発表会風景。旭化成の吉田浩常務執行役員(向かって左)と同社キャンペーンガールの大伴里奈さん。
アクシーの発表会風景。旭化成の吉田浩常務執行役員(向かって左)と同社キャンペーンガールの大伴里奈さん。 全 19 枚 拡大写真

産学連携で“スポーツEV”の量産化を日本で初めて成功させたGLMは、大手化学品メーカーの旭化成が開発した部材を使う次世代EVコンセプトカー『AKXY(アクシー)』を共同開発。その正式な発表イベントを5月17日、東京・豊洲の「Brilliaランニングスタジアム」で開催した。

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アクシーは、スポーツカーとSUVとを融合(クロス)した次世代クロスオーバー車として開発され、車両内部は同社が量産第一号車のスポーツEV(スポーツタイプのEV)であるトミーカイラ『ZZ』のプラットフォームを活用する。開発にあたり車体には、今後、自動車への応用が期待される旭化成の最先端技術や自動車向け等の部材・システム計27品目を搭載されているという。

また、このコンセプトカーは単なるモックアップではなく、「実際に走る」ことができるのがポイントだ。発表イベントでは実際にアクシーが会場後方からステージまで自走して登場。ステージ上に着くとガルウイングのドアが開き、中からは旭化成の常務執行役員兼高機能ポリマー事業本部長の吉田浩氏が登場するというパフォーマンスも披露した。これがいち早く実現できたのも、「採用したプラットフォームとしてGLMが開発した量産EVのプラットフォームを用いていることが大きい」とGLM関係者は話す。

アクシーは、全長4685mm、全幅1813mm、全高1562mmのボディサイズを持ち、球体をモチーフとしたルーフラインが特徴で、ドアはガルウイング方式を採用。室内は前に1人、後方に2人の計3人がゆったり座れる広さを確保している。モーターはトミーカイラZZと同じ、最高出力225kW(305馬力)のパワーユニットをそのまま搭載。他のスペックは明らかにされていないが、トミーカイラZZで体感できた強烈な加速をそのまま体感できそうだ。

GLMはトミーカイラZZ開発当初より、単にEVを生産販売するメーカーになる考えはなかったとする。それよりも、開発したプラットフォームをEV事業に新規参入しようとしている国内外の企業に提供することを、主なターゲットとして捉えてきた。同社は今回の発表を契機に、これまで車両開発で得たノウハウ(技術や車両、自動車関連企業・機関と 協力関係等)を活かした「プラットフォーム事業」を本格始動する考えだ。

《会田肇》

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