トヨタ、ブロックチェーンの導入を検討…自動運転技術の開発に

自動車 テクノロジー ITS
トヨタの最新の自動運転実験車(レクサスLSベース。参考画像)
トヨタの最新の自動運転実験車(レクサスLSベース。参考画像) 全 1 枚 拡大写真

トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)は5月22日、ブロックチェーンを自動運転技術の開発に導入することを検討していると発表した。

ブロックチェーンとは、分散暗号化台帳テクノロジー。安全でデータやプロパティに対する所有権が保護されることを保証するために、独立したコンピュータのネットワークを介して情報を送信する。

TRIは、ブロックチェーンがユーザー間で透明性と信頼性を生み出し、第三者機関によって適用される手数料や課徴金などの取引詐欺のリスクを低減させる可能性があると見込む。

またTRIは、ユーザーコンソーシアムを作り出しており、自動運転車を開発し、モビリティサービスを提供する他の企業が、ブロックチェーンをより迅速に採用することに期待を寄せる。

TRIのクリス・バリンジャーCFO(最高財務責任者)は、「安全で信頼性の高い自動運転車を開発するには、何十億マイルもの人間の運転データが必要になるかもしれない。ブロックチェーンは、車両所有者や自動車メーカーからのデータを蓄積して、開発時間を短縮し、自動運転技術の安全性、効率性、利便性を向上させる可能性がある」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  2. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る