相鉄グループが低価格ホテルを展開へ…1号店は京都に 2018年10月

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相鉄グループ「個室簡易型ホテル」の客室イメージ(シングルルーム)。シャワーなどは共用にして部屋面積を抑える。
相鉄グループ「個室簡易型ホテル」の客室イメージ(シングルルーム)。シャワーなどは共用にして部屋面積を抑える。 全 2 枚 拡大写真

相鉄グループの相鉄ホテル開発と相鉄インは5月25日、低価格で利用できる「個室簡易型ホテル」の新ブランドを立ち上げると発表した。まず1号店を京都市内にオープン。低価格志向の訪日外国人客などの取り込みを目指す。

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発表によると、客室規模は100~150室。客室面積を4.5~13平方m程度に抑える。シャワーやトイレは共用(男女別)にするが、客室にいながらシャワー・ランドリーの混雑状況を確認できるシステムを導入するという。このほか、自動チェックイン・チェックアウト精算機や、携帯電話・スマートフォンに連動したキーシステムも導入する。

1号店は2018年10月、京都市中京区(京都市営地下鉄四条駅から徒歩5分、阪急電鉄京都線烏丸駅から徒歩2分)にオープンする予定。東京や大阪も「重点出店エリア」として展開していく。

相鉄グループは、関東大手私鉄の相模鉄道(相鉄)などで構成される企業グループ。2009年9月から持株会社制に移行し、現在は相鉄ホールディングス(相鉄HD)がグループの中核企業となっている。

ホテル業は、相鉄ホテルが運営する高単価・多機能を追求した「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」と、サンルートが運営する高単価・多機能寄りの「サンルートホテルチェーン」、相鉄インが運営する単機能・低価格寄りの「相鉄フレッサイン」を展開している。今回発表された「個室簡易型ホテル」は、「相鉄フレッサインよりも低価格帯のホテル」と位置付けられている。

今年7月には、相鉄HDが全額出資する新しいホテル事業会社「相鉄ホテルマネジメント」が設立される予定。10月に相鉄インとサンルートのホテル事業を引き継ぐ。相鉄グループは「個室簡易型ホテル」の展開によって、単機能・低価格という「新たな領域への挑戦」を図る方針だ。

《草町義和》

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