米国新車販売0.5%減、フォードが14か月ぶり首位 5月

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民間調査会社のオートデータ社は6月1日、5月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は151万9175台。前年同月比は0.5%減と、5か月連続で前年実績を下回った。

米国ビッグ3では、GMが23万7156台を販売し、14か月ぶりに2位に後退。前年同月比は1.4%減と、2か月連続で前年実績を下回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、14.4%減の2万0718台と、5か月連続で減少。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比2.7%減の4万3804台と、3か月連続で前年実績を下回る。小型車の『クルーズ』は、2.7%増の1万7120台と、プラスを維持。

フォードモーターは24万0250台を販売し、GMを上回り14か月ぶりの首位。前年同月比は2.3%増と、5か月ぶりに前年実績を上回る。主力中型セダンの『フュージョン』が、12.1%減の2万1603台と、11か月連続で減少。主力SUVの『エスケープ』は、9.8%減の2万7830台と、5か月ぶりに減少した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、12.8%増の7万6027台と、2か月ぶりに前年実績を上回った。

FCA US(旧クライスラーグループ)は、トヨタを下回り、4か月連続の4位。5月の販売台数は19万3040台で、前年同月比は0.9%減と10か月連続のマイナス。大型ピックアップトラックの『ラム』が、16%増の4万4850台と、9か月連続で増加。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、1万1720台と良好な立ち上がりが続く。

日本メーカーのビッグ3では、トヨタが4か月連続の3位。5月は21万8248台を販売。前年同月比は0.5%減と、5か月連続で前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、11.8%減の3万2547台と、16か月連続で減少。『カローラ』は10%減の3万2937台と、6か月連続で減少する。『RAV4』は3万8356台で、前年同月比は18.9%増と、21か月連続のプラス。

ホンダは日産を上回り、2か月連続の5位。5月は14万8414台を販売。前年同月比は0.9%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。主力車の中では、『アコード』が3万3547台。前年同月比は5%増と、6か月ぶりに増加した。『CR‐V』は新型投入により3万2166台を売り上げ、前年同月比は9.6%増と、6か月連続のプラス。『シビック』は9.6%減の3万1989台と、6か月連続で前年実績を割り込む。

日産はホンダを下回り、2か月連続の6位。5月は、13万7471台を販売。前年同月比は3%増と、2か月ぶりの前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が2万3994台を販売。前年同月比は15.5%減と、8か月連続で前年実績を下回る。『セントラ』は、9.1%減の1万8371台と、10か月ぶりに減少。主力SUVの『ローグ』は、3万2533台。改良新型モデルの発売により、前年同月比は18.6%増と、7か月連続で前年実績を上回っている。

《森脇稔》

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