大和自動車、ライドシェア解禁をにらんでデジタル化を促進…モーションと資本業務提携

自動車 テクノロジー ネット
タクシー(イメージ)
タクシー(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

大和自動車交通は、クラウドサービス開発や運営とソフトウェア開発、データ分析受託などを手がけるモーションと資本業務提携を締結することで基本合意した。

大和自動車がモーションと提携するのはデジタル化による競争力の強化を図るのが目的。規制緩和を見据えたシェアリングビジネスなど、新しい交通サービス開発と提供、異業種や自治体などと連携した交通エコシステムの構築、AI(人工知能)や統計解析などのデータ分析技術を用いた需要予測などで生産性の向上などにモーションのIT技術を活用していくことを協議する。

また、業務提携の発展として、両社の共同出資により合弁会社を設立することも検討する予定。

大和自動車は、モーションが発行する第三者割当増資を引き受ける方向で協議する。出資比率は20%程度で、持分法適用会社とする。

大和自動車では、タクシー乗務員の高齢化と採用難に伴労働力不足の深刻化、IT技術の進化に伴う業界に新規参入した競合他社の攻勢、政府が主導する規制改革による、シェアリングビジネス解禁などの影響などから経営環境が変化している。

こした中で、中期経営計画で約6000台の車両ネットワークや、モバイル端末などのITを活用したサービスの展開を重要な経営課題に掲げている。現在システムやソフトウェアの開発を他社へ外部委託しており、市場環境の変化に対応するため経営の自由度やスピードに限界がある。

このため、モーションと資本業務提携し、今後のIT戦略部門としての中核を担ってもらう。大和自動車はネットワーク拡大や新サービスを開発するとともに、戦略的なIT部門を設置し、新たなビジネスモデル構築と乗務員不足対策、交通弱者対策を実現していくとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  3. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  4. 【スズキ GSX250R 試乗】ハンドリングは「小さなハヤブサ」!? 250ccらしからぬ独自の存在感…伊丹孝裕
  5. 復活の『テスタロッサ』にスパイダー、ハードトップは14秒で開閉可能…最高速330km/h
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る