【新聞ウォッチ】安倍内閣の支持率急落、トヨタはルマン24時間で無念の総合9位

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年6月19日付

●内閣支持12ポイント減49%、テロ準備罪法「評価」50%、本社世論調査 (読売・1面)

●「無人タクシー」へ提携、日の丸交通とロボ開発会社 (読売・4面)

●ヤマト、配達の時間指定と料金見直し、「お客第一」サービス転換点 (朝日・3面)

●10時間目の魔物、トヨタの悲願のむ、自動車ルマン24時間、総合9位、初Vならず、序盤首位、3台相次ぎトラブル (朝日・17面)

●クライスラー日本販売撤退、来年にも (日経・1面)

●運転支援拡充新システム搭載、スバル(日経・5面)

ひとくちコメント

民意をないがしろにした当然の結果ではないだろうか。安倍内閣の支持率が急落していることが、きょうの各紙の世論調査の結果で明らかになった。

安倍内閣には好意的な読売の調査でも「内閣支持12ポイント減49%」とのタイトルで、内閣支持率が50%を割ったのは、昨年6月17~19日調査(49%)以来、下落幅は2012年12月の第二次安倍内閣発足以降、最も大きかったと伝えている。

きょうの1面トップで報じている日経でも、テレビ東京との世論調査で、安倍内閣の支持率は49%となり、5月の前回調査から7ポイント下落。40%台に落ちるのは2016年3月調査以来。不支持率は6ポイント上昇して42%で、15年10月以来の水準だったという。

朝日も「内閣支持下落41%」、加計問題の説明「納得できない」が66%に達しているとしているほか、東京が1面トップで報じている共同通信の調査でも「内閣支持率急落44%」などとしている。

中でも支持率の急落をきびしく取り上げているのが毎日。6月17~18日に行われた全国世論調査で、安倍内閣の不支持率が1年8カ月ぶりに支持率を上回ったからだ。支持率は36%で、5月の前回調査から10ポイント下落、不支持率は44%で9ポイントも上昇したという。

毎日は「自民、公明両党が『共謀罪』法を国会最終盤で強引に成立させたことに加え、学校法人「加計学園」の問題で早期幕引きを図る安倍政権の姿勢にも批判が向けられている」と分析している。

安倍内閣の支持率急落はある程度予想された結果だが、番狂わせというのか、期待外れの結果となったのがルマン24時間の耐久レース。ポルシェが3年連続19度目の優勝を飾ったが、トヨタからは3台が出走したものの初優勝を逃したからだ。

予選1位だった小林可夢偉らの7号車が故障でリタイア、国本雄資らの9号車も追突されて離脱。中嶋一貴らが運転する8号車が総合9位に終わった。先週14日の株主総会では感極まって涙がこぼれるシーンもみられた豊田章男社長だが、ルマンのサーキットでは悔し涙を浮かべる無念の結果となってしまった。

《福田俊之》

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