【実践! サウンドチューニング】ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析 その5

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カロッツェリア・AVIC-CL900
カロッツェリア・AVIC-CL900 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオの音をより良くしようと思うなら、「サウンドチューニング機能」を使いこなせるか否かがカギとなる。そのノウハウを幅広く解説している当コーナー。現在は「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」をお贈りしている。

今週はその5回目として、先週に引き続いて「AV一体型ナビ」について掘り下げていく。前回は、全体的な傾向分析を行った。今週からは、注目すべき機種や機能をご紹介していく。今回と次回は、“オート”をテーマにお届けする。

さて。「サウンドチューニング」はなかなかに奥が深く、簡単にはこれを上手く扱えないものなのだが、“オート”で行えたらどうだろうか。

実は、「AV一体型ナビ」の中には、これを“オート”で行える機種が2つ存在している。1つはカロッツェリアの『サイバーナビ』で、もう1つはクラリオンの、「スマートアクセス」に対応したモデル、以上の2つだ。

まずは『サイバーナビ』について解説していこう。『サイバーナビ』では、「タイムアライメント」と「イコライザー」の調整を“オート”で行うことが可能だ。専用のマイクをシートのヘッドレストあたり(リスニングポジションを取ったときの頭の位置)に装着し、続いて“オートチューニング”の開始ボタンを押せば、テスト信号が流れ上記の2つが自動で調整される。

この機能の精度はかなり高く、これだけで十二分に満足できる結果が得られるはずだ。であるので、そこからさらに調整機能をいじる必要はないのだが、もしもさらに突き詰めようと思うなら、これを以下のように活用することも可能だ。

“オート”で調整された結果を初期値として、そこから微調整していく、というような使い方もできるのだ。「イコライザー」も「タイムアライメント」も、ゼロから調整しようと思っても、初心者にはハードルが高いのも事実だ。しかし、ベースとなる設定が自動で決定されれば、それをよりどころとすることが可能となるのだ。

「イコライザー」においては、どこをどのように操作すると音がどう変わるのかを知る資料にもなる。“オート”で設定された数値をメモっておき、一旦すべてをフラット戻し、1バンドごと“オート”で設定された数値に設定し直して音の変化を確認する、というのも面白い。

もしも『サイバーナビ』ユーザーでこの機能を使っていないという方がいたら、ぜひとも試そう。

今週はここまでとさせていただく。次週は「クラリオン」ナビの“オート”機能について解説していく。お楽しみに。

【実践! サウンドチューニング】Part.5「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」その5

《太田祥三》

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