「日本ものづくりワールド2017」が6月21日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。本展は今回で28回目を数え、次世代のものづくりを支える内外45か国、2420社の最先端技術が集まった。
日本ものづくりワールドは、「機械要素技術展」「設計・製造ソリューション展」「3D&バーチャルリアリティ展」「医療機器開発・製造展」の4つのものづくり専門展から構成。早くも多数の製造業ユーザーとの間で活発な商談が始まっている。
機械要素技術展では、近年、インダストリー4.0の流れから増えてきたロボットの展示が目立つ。省スペース化や生産ラインの効率化などを実現する、そんな高度なロボット技術が各ブース内でデモ機実演が行われていた。
設計・製造ソリューション展は、CAD、CAE、ERP、生産管理システムなどの製造業向けITソリューションが一堂に出展。今回はIoT、人口知能(AI)を活用したものづくり展示が増加したのが特徴で、3Dプリンタ関連の展示も過去最多となっている。
3D&バーチャルリアリティ展では、2016年から引き続き注目を集めているヘッドマウントディスプレイ(HMD)やモーションキャプチャ、ARアプリ開発、3Dディスプレイなどが集まった。こちらも各ブースでデモ体験が行われている。
主催はリードエグジビションジャパン。同展は23日まで開催され、主催者側は3日間で約9万人の来場者を見込んでいる。