アウディ、ディープラーニングセンター設立…自動運転やAI技術を研究

自動車 テクノロジー ITS
アウディA7スポーツバックの自動運転テスト車両
アウディA7スポーツバックの自動運転テスト車両 全 1 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、アウディは6月22日、ドイツ・リンツのヨハネスケプラー大学(JKU)と、将来のインテリジェントな自動車の共同研究を行うために、「アウディJKUディープラーニングセンター」を設立すると発表した。

アウディJKUディープラーニングセンターは、5つのプロジェクトで研究を開始する予定。たとえば、複雑な交通状況において、自動運転モードで走行中の自動車が、自らの環境を正確に認識し解釈することができる方法についての研究が行われる。これには、潜在的な危険性を早期に認識し、反応時間を最適化する必要がある。

もうひとつのプロジェクトは、車載センサーに人工知能(AI)を使用すること。アウディは、Sepp Hochreiter教授が率いるバイオインフォマティクス研究所と協力して、自動車の人工知能の利用を促進する計画。

Sepp Hochreiter教授は、人工知能の分野における欧州の有力な専門家のひとり。同教授は、人間の脳の学習プロセスに基づく方法論であるディープラーニング技術に関する基礎的な研究に大きく貢献してきた。同教授が開発したLSTMは、世界中のすべてのスマートフォンの音声認識ソフトウェアに使用されている。

アウディエレクトロニクスベンチャー社のPeter Steinerチーフエグゼクティブは、「最新の知見は、アウディ車を段階的に、よりインテリジェントにするために不可欠。アウディのソフトウェア会社は、JKUリンツの専門的なインターフェースと接点として機能する。アウディは長年にわたり、人工知能の分野でグローバルネットワークを開発しており、Hochreiter教授とその研究所を、優れたパートナーとして迎えることを、うれしく思う」と述べている。

《森脇稔》

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