【VW up! 改良新型】音楽を楽しむなら特別仕様車「up! with beats」

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ダッシュボードにはスマートフォン連携を実現する「Composition Phone」を標準装備。CDプレーヤーは装着されない
ダッシュボードにはスマートフォン連携を実現する「Composition Phone」を標準装備。CDプレーヤーは装着されない 全 13 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは今年4月、『up!』を5年ぶりに刷新した。安全・快適装備や内外装のデザインを大きく変更した他、スマートフォンとの連携を強化したインフォテイメント システムを採用したが、今回注目したのは世界的なオーディオブランド「Beats」の特別仕様車「up! with beats」だ。

【画像全13枚】

新型up!では純正インフォテイメント システムとして、スマートフォンとの連携を強化した5インチカラーディスプレイの「Composition Phone」を採用。Bluetooth経由で接続したスマートフォンの専用アプリ「Maps+More」を介して、ナビゲーションによるルート案内やオーディオ再生、走行データ確認、エコドライブ支援を可能とし、さらにハンズフリー通話以外にVWエマージェンシーサービス&VWカスタマーセンターへの連絡なども可能となる。

そして、ここで採り上げる限定車up! with beatsは、2ドアと4ドアを用意。ともにエントリーグレードの「move up!」をベースとし、プレミアムサウンド
システム「beats sound system」を搭載。内外装ともにBeatsの世界観をイメージした仕上げとしている。さらに先に述べたComposition Phoneを標準装備とし、スマートフォン連携によるインフォテイメント サービスを利用可能としているのも大きな特徴だ。

beats sound system専用のサウンドシステムには、DSP(デジタルシグナル プロセッサー)を組み込んだ8ch・300Wのパワーアンプと、6スピーカー+サブウーファーを組み合わせる。ベースグレード車でこれだけのシステムが標準で装備されているというのは国内外を見ても異例の対応。早速その実力の程を体感してみた。

ソースはユーザーが最も多く使うと予想されるiPhoneからのものを使用した。というのも、Composition Phoneを標準装備している特別仕様車up! with beatsでは、最初からCDプレーヤーが搭載されていないからだ。標準車の場合でも標準装着されるCompositionにはCDプレーヤーが装着されるが、オプションでComposition Phoneを選んだ時点でCDプレーヤーが省かれてしまう。つまり、Composition Phone装着車にCDプレーヤーは装備されないというわけだ。

とはいえ、beats sound systemでは、256kbpsで録音した iPhoneのソースであっても十分に楽しめるサウンドを提供していた。ボーカルは声に力強さがあってフロント前方にきちんと定位。、演奏に乗せたベースの音が車内全体に心地良く響き渡る。パワーとしては迫ってくるほどのダイナミックさは感じないものの、ボリュームを結構上げ気味にしてもヘタれないぐらいの力はある。

車両価格はComposition Phoneを装着した上で、2ドアなら172万3000円(200台限定)、4ドアでも192万3000円(400台限定)。200万円以下に収まって、しかもup! with beatsならではの専用内外装や専用ドアシルプレート、革巻きハンドルなども装備されるのはとても魅力的だ。

走れば、小気味良い反応を示すエンジンは高速走行でも決して力不足を感じさせないし、その安定ぶりはドイツ車ならではのものを伝えてくる。もっとも、シングルクラッチによるシフトチェンジの違和感を感じないかと言えばウソになる。しかし、お気に入りの音楽を聴きながらちょっと遠出をするのにup! with beatsは、パワー、質ともに十分なクォリティを発揮していた。

《会田肇》

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