タカタ、民事再生手続開始を申立て

自動車 ビジネス 企業動向

タカタは6月26日、民事再生手続開始の申立てを行うと発表した。

タカタに関しては、グループが製造したエアバッグについて、膨張ガスを発生させてエアバッグを膨張させる部品であるインフレータが破裂し、破裂したインフレータの金属片による死亡事故などが生じるなど、インフレータ関連の不具合が判明。そのため、各自動車メーカーは、タカタグループが製造したエアバッグを搭載した車種について、不具合の有無やその原因を調査するために、リコール(回収・無償修理)を繰り返し実施し、その対象を拡大してきた。

各自動車メーカーが要したリコール費用のうち、一定割合は、タカタグループの自動車メーカーに対する債務となり得る。これら自動車メーカーに対する債務が現実化した場合には、タカタグループは巨額の債務を負担するおそれがあるため、信用収縮・資金繰りの悪化の要因となった。

現状を放置したまま事業を継続した場合、早期に資金繰りが破綻することが必至の状況となり、6月26日、民事再生手続開始の申立てに至った。

タカタは、「本件申立てによって、債権者の皆様をはじめ、これまでご支援とご協力を頂きました関係各位に多大なるご迷惑をお掛けする事態となりましたことにつき、誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げます」とコメントしている。

《森脇稔》

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