【F1 アゼルバイジャンGP】リチャルドが今季初優勝、スタートからアクシデント続出で波乱のレースに

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2017F1第8戦アゼルバイジャンGP
2017F1第8戦アゼルバイジャンGP 全 10 枚 拡大写真

2017年のF1第8戦アゼルバイジャンGPの決勝が25日にバクー市街地コースで行われ、ダニエル・リチャルド(レッドブル)が今季初優勝を飾った。

2回目の開催を迎えたバクーだが、決勝レースは1周目から大荒れの展開に。スタート直後のターン2で2番手を争っていたバルテリ・ボッタス(メルセデス)とキミ・ライコネン(フェラーリ)が接触。ボッタスはタイヤをパンクしてしまった他、ライコネンも接触による失速で順位を大きく下げた。

さらに12周目にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトラブルでリタイア。この他でも各所でアクシデントが続発。コース脇でダニール・クビアト(トロ・ロッソ)がストップしセーフティカーが導入された。

この時点でトップルイス・ハミルトン(メルセデス)で、2番手にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続く展開。チャンピオン争いもする2人だが、とんでもない事態が発生してしまう。

ハミルトンがターン16の出口で突然減速。それにベッテルが突っ込んでしまった。幸い大きなダメージがなかったベッテルだが、ハミルトンの行為に激怒し、横に並んで故意にハミルトン車に接触。2台とも致命的なダメージはなくレースが再開されるが、それでもフォース・インディアの2台が同士討ちをするなど接触が多発。コース各所で破片が散乱していたことから、22周目に赤旗が出されレース中断。コースに落ちた破片除去が行われた。

レースが再開され後半戦に突入していくが、トップを行くハミルトンにトラブルが発生。ヘッドプロテクターの不具合が起き、ピットに入ってパーツを交換した。これで先頭にベッテルが立つのだが、セーフティカー中の接触行為により、10秒ストップペナルティが科され、後退してしまう。

とにかく波乱続きのレースとなったが、その中で最後にトップに立ったのがダニエル・リチャルド(レッドブル)。昨年のマレーシアGP以来、今季初優勝を獲得した。2位にはボッタス。3位にはルーキーのランス・ストロール(ウィリアムズ)が入った。

序盤から激しいバトルを展開していたベッテルは4位、ハミルトンは5位に終わった。

マクラーレン・ホンダ勢は、上位陣に混乱が絶えない中、着実に順位を上げていったフェルナンド・アロンソが9位でポイント獲得。ストフェル・バンドーンは12位となった。

2017F1第8戦アゼルバイジャンGP決勝結果
1.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
2.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
3.ランス・ストロール(ウィリアムズ)
4.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
5.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
6.エステバン・オコン(フォース・インディア)
7.ケビン・マグヌッセン(ハース)
8.カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)
9.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
10.パスカル・ウェーレイン(ザウバー)

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る