【L1】第1回女性レース大会、25名が富士スピードウェイで白熱のバトル

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
L1レース決勝
L1レース決勝 全 13 枚 拡大写真

6月26日、女性向けモータースポーツイベント「WOMEN IN MOTORSPORT DAY」のメインコンテンツとして、第1回女性レース大会「レディース No.1 レース(L1)」が富士スピードウェイ国際レーシングコースで開催された。

L1は、FIA(国際自動車連盟)およびJAF(日本自動車連盟)WOMEN IN MOTORSPORT Commissionが公式サポートする女性だけのレース。『ヴィッツ』『ロードスター』『デミオ』など、全5クラスに25名の女性レーサーが参加した。

ウエットコンディションの中で行われた予選では、NCチャレンジクラスの山本絵里子がポールポジションを獲得。決勝スタート5分前には「WOMEN IN MOTORSPORT ドライビングレッスン」に参加していた女性ドライバー約80名も応援に駆けつけ、コントロールラインには、約100名の女性ドライバーが集結した。

直前まで降っていた小雨がやみ、難しいコンディションの下、8周の決勝レースがスタート。2番手スタートの関崎祐美子がポールポジションの山本を1周目で抜くと、後続のロードスターNDクラスでも三つ巴のトップ争いが始まり、ヴィッツクラスやデミオクラスでも激しく順位が変動した。

7周目、ヘアピンコーナーで2位を走行中の山本がトップの関崎に追突するアクシデントが発生。後続のNCチャレンジクラスの加藤沙也香とNDクラスの猪爪杏奈、小松寛子、岩岡万梨恵がトップ集団に浮上した。最終8周目、最終コーナーで1.5リットルエンジンのNDロードスターを駆る2位の猪爪が、2リットルエンジンのNCロードスターを駆るトップの加藤をかわしたが、加藤は2リットルエンジンの直線の伸びを活かし、ゴールのコントロールラインで鼻先50cmの差で勝利となった。

NCオープンクラスは関崎祐美子が優勝。NCチャレンジクラスでは加藤沙也香が優勝、2位 山本絵里子。NDチャレンジクラスは優勝 猪爪杏奈、2位 小松寛子、3位 岩岡万梨恵、デミオレースは、優勝 岡村英莉、2位 辻田慈、3位 蓬茨夕美、ヴィッツクラスは優勝 みなぴよ、2位 いとうりな、3位 小林真奈美という結果となった。

WOMEN IN MOTORSPORT DAYでは、「女性が好きな車で思いきり走る」をコンセプトに、L1レースのほかドライビングレッスンも開催。JAF WOMEN IN MOTORSPORT アンバサダの井原慶子氏や勝田照夫氏がプログラムを監修し、飯田裕子氏や井野まいこ氏など女性インストラクターが講師を務め、「アクティブセーフティ」「ラリースクール」「AUTOTEST」の3プログラムを6月25日、26日の2日間で延べ100名の女性ドライバーが受講した。

今回、100名を超える女性ドライバーがサーキットに集結。モータースポーツの新しい可能性を感じたイベントとなった。秋には、L1シリーズの次戦として、WOMEN IN MOTORSPORT「L1 Rally in 恵那」の開催が予定されている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る