BMWのCEO、トランプ政権にメッセージ…「経済の繁栄には自由貿易が不可欠」

自動車 ビジネス 企業動向
米国サウスカロライナ州スパータンバーグ工場に6億ドルを投資すると発表したBMWグループ首脳ら。右から2人目がハラルド・クルーガーCEO
米国サウスカロライナ州スパータンバーグ工場に6億ドルを投資すると発表したBMWグループ首脳ら。右から2人目がハラルド・クルーガーCEO 全 1 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、BMWグループ。同社のトップが、トランプ政権の保護主義に反対するメッセージを発している。

これは6月26日、BMWグループのハラルド・クルガーCEOが、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ工場の25周年記念イベントで明らかにしたもの。同CEOは、「自由貿易が米国でのBMWのサクセスストーリーを可能にした。私は自由貿易と開放的な市場を強く信じている。世界中のグローバル企業や経済が繁栄するには、自由貿易が不可欠」と述べ、トランプ政権の保護主義に反対するメッセージを発信している。

また、BMWグループは、米国経済への貢献もアピール。同社は現在までに、米国スパータンバーグ工場に、累計80億ドルを投資。2018~2021年にかけて、6億ドルを追加投資することも発表した。これにより、2021年までに1000名の新規雇用が創出される見通し。

また、米国スパータンバーグ工場は、BMWグループにとって、世界最大の生産拠点。2016年は、年間41万1000台を生産。そのうち、約7割の28万7700台を、世界140か国以上に輸出した。BMWグループは米国商務省の統計を引用し、「BMWグループは金額面で、米国最大の自動車輸出メーカー」とアピールする。

BMWグループのハラルド・クルガーCEOは、「BMWグループは、米国内での事業と従業員に投資を続ける。サウスカロライナ州だけでなく、今後数年間、米国全体でも、BMWグループの足跡とコミットメントが成長し続けると確信している」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る