フォード、AIとロボット工学の研究チームを設立…高度な自動運転を実用化へ

自動車 テクノロジー ITS
フォードモーターの未来の自動運転車のイメージ
フォードモーターの未来の自動運転車のイメージ 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車大手、フォードモーターは7月3日、リサーチ&アドバンストエンジニアリング部門に、人工知能(AI)とロボット工学の研究チームを設立した、と発表した。

このチームは、新しいセンサー技術、機械学習法、世界市場への参入のための技術的要件、およびパーソナルモビリティデバイス、ドローンおよびその他の航空ロボットの開発に、さらなる焦点を当てるべく設立したもの。高度な自動運転の実用化にも役立てていく。

すでにフォードモーターは、Argo AIとの提携により、自動運転車プログラムのためのコンピュータプラットフォーム、センサー、アルゴリズムの開発を実行。フォードモーターのロボット工学および人工知能の研究者は、Argo AIチームと協力して、将来有望な新技術を次世代の自動車に取り入れることを目指す。

また研究チームは、ミシガン大学、スタンフォード大学、バージニア工科大学、パデュー大学、テキサスA&M、ジョージア工科大学などのロボットと人工知能を研究している大学とのプロジェクトを主導する。

フォードモーターのリサーチ&アドバンストエンジニアリング担当、ケン・ワシントン副社長は、「最近では、自動運転車が注目されているが、コンピューティングパワーとセンサー技術の能力が、将来の輸送の形を変えるのに役立つ重要な方法が数多くある。ロボットや人工知能の影響は、今後5~10年後でさえ、潜在的に莫大なものになるだろう」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  2. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  4. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  5. 動くものも動かないものもカーボンニュートラルに、「家産家消」を実現するニチコンの「トライブリッド製品」とは…ジャパンモビリティショー2025PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る