アズジェント、コネクテッドカー向けセキュリティ対策をトータルで提供

自動車 テクノロジー ネット
アズジェント(Webサイト)
アズジェント(Webサイト) 全 2 枚 拡大写真

サイバーセキュリティ対策のアズジェントは7月4日、コネクテッドカーの攻撃を見える化し、より安全な自動運転環境構築に貢献する、診断・評価用のレッドチーム・サービスとコネクテッドカー向けSOC(集積回路)関連サービスの提供を開始すると発表した。

アズジェントは、製造過程で電子制御ユニット(ECU)そのものにセキュリティ設定を施してサイバー攻撃を防ぐセキュリティ製品「Carwall」をすでに販売しており、今回の新サービスと合わせ、コネクテッドカー向けのセキュリティ商品、診断・評価用サービス、SOC関連サービスをトータルで提供することが可能となった。

コネクテッドカーの普及、発展により誰もが自由、安全、便利に移動できる時代が期待されている一方、ネットワークにつながることによるセキュリティ上の脅威も議論されている。コネクテッドカーの最大のリスクは人命の損失。IT機器などを対象とした通常のセキュリティ以上に慎重な対応が求められる。

レッドチームとはセキュリティのエキスパートで構成され、疑似的なサイバー攻撃を仕掛けるチームのこと。アズジェントの機械学習SOC分野のパートナーであるCore SecurityのレッドチームがコネクテッドカーのCANバスに接続されたECU、モジュール、デバイスなどに対して脆弱性診断、侵入テストを行う。ナビゲーションシステムへの侵入テストなどの実施経験を持つセキュリティの専門家が、現実に近い実践的な攻撃を仕掛けるため、自社のコネクテッドカーのセキュリティの実効性を確認することができる。

またSOC関連サービスでは、Carwallのフォレンジック機能からの情報をSOCで監視、収集、分析し、フォードバックすることで同タイプのECUやファームウェアを搭載している旧型車に迅速なバグフィックスを行うことが可能。Carwall搭載前の車種も含めセキュリティ強度の向上をはかれるPDCAサイクルを構築できる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. インフィニティの最上位SUV『QX80』に初の「スポーツ」グレード登場
  5. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る