画像処理用半導体(GPU)を手がけるエヌビディア(NVIDIA)は7月6日、中国のインターネット検索最大手、百度(Baidu=バイドゥ)と提携すると発表した。
今回の提携は、世界有数の人工知能(AI)テクノロジーを自動運転車やクラウドコンピューティング、AIによるホームアシスタントなどに導入するのが目的。エヌビディアの自動運転車向けプラットフォーム、「DRIVE PX」を、百度の自動運転車に採用。中国の大手自動車メーカーと共同で、自動運転車の開発に乗り出す。
エヌビディアのIan Buck副社長は、「今回の提携によって、両社が持つ優秀な技術リソースを、AIコンピューティングプラットフォームの構築に充当できる。このプラットフォームは、学術研究機関からスタートアップ企業まで、さまざまな組織で画期的なAIアプリケーションや自動運転車の構築に携わるすべての開発者を対象とするもの」とコメント。
百度の陸氏は、「エヌビディアと百度は、Apollo自動運転車プラットフォームを共同で研究。さらに、エヌビディアの自動車テクノロジーを活用していく」と述べている。